2014年卒(APS)
愛知県出身 加納大さん
職業:エクスコムグローバル株式会社 福岡支店 支店長
APU校友会 福岡チャプター代表
事業構想大学院大学 事業構想研究科
NPO法人 別府八湯温泉道名人会
在学中:PRENGO/RA/TA/ASA
今回の自己分析会では、福岡チャプター代表、そして「イモトのWiFi」でおなじみのエクスコムグローバル株式会社で働きながら、事業構想大学院大学に通っている加納大さんにお越しいただきました!加納さんは学生時代から今もなお、何事も全力で諦めず、前向きに挑戦し続けている卒業生です。加納さんはなぜ、たくさんのことに挑み続けることができるのでしょうか。今回は、加納さんが自己分析会でプレゼンしてくださった内容を2部分けてお伝えします!第一弾は、福岡チャプターではどのような活動を行なっているのか、加納さんの学生時代のお話についてご紹介します!
自己分析会について
今回、新メンバーを迎え、Loop.A.S内のイベントとして自己分析会を行いました。この自
己分析会では、校友会についてより深く知り、卒業生の方やLoop.A.Sの先輩方の話を聞き、
それぞれのメンバーが自己について真剣に向き合うことを目的として行われました。
福岡チャプターでの活動
①加納さんの熱い想いを込めた企画
「100人で入ろう!With the Styleで別府温泉(足湯)」
〈内容〉
毎年恒例APU校友会主催の年末ジャンボパーティーで、別府市観光課の取り組みである「別府温泉の恩返しi」の一環として、別府市役所に別府温泉を4トン運んできてもらいました。そしてAPU卒業生100名で、会場である「With the Style(福岡の高級ホテル)」のプールで足湯に入って「別府温泉ありがとう!」と叫びました。校友会のイベントを通して、福岡で別府、APUを感じ、卒業生が別府に戻りたいと思ってもらうことで、別府の観光をさらに盛り上げることが狙いでした。
〈成果〉
10ヶ国、111名の卒業生が福岡に集結したほか、別府市の長野市長も会場に駆けつけ、市長自ら会場のプールに温泉を入湯頂きました。カフェテリアの人気メニュー「なすの揚げ出し」も登場し、大盛り上がりだった当日の様子は新聞にも掲載されました。 参加者からは「第二の故郷である別府に帰りたくなった」「別府に遊びに行きます!」という声が上がりました。
②校友会の主な活動
2017年 1月 就活相談会
6月 新卒歓迎会
12月 年末ジャンボパーティー
2018年 4月 出口学長講演会
8月 新卒歓迎会in福岡
9月 事業構想大学院大学×別府市役所×APUコラボレーション授業
12月 年末ジャンボパーティー
i 2016年4月に発生した熊本・大分地震で観光客が減った別府のことを応援してくれた全国の別府温泉ファンへの恩返しのため、トラックで47都道府県に別府温泉を届ける取り組み。
学生時代の活動について
APU時代にはPRENGOiやRA、TAなど多くの活動をしてきました。組織として活動し、多様性あふれるAPU生同士でコミュニケーションする中で、人を動かすことへの難しさを感じる一方、人の成長をサポートすることにやりがいを感じるようになりました。様々な活動を同時進行で進めることは大変でしたが、自分を追い込み、限界を超えたことで自分に自信を持つことができました。世界中の学生と共に学び、時にぶつかり、共に支え合うことで、「多様性から生まれる無限の可能性」を感じ、充実した4年間を過ごすことができました。
4回生の就職活動では、3か月間東京に住みました。今の会社の面接で、社長による最終面接で不採用となってしまったのですが、どうしても諦めきれないという想いから、社長に手紙を書き、自分の熱い想いを打ち明けたところ、大逆転で内定を勝ち取ることができました。
卒業前の11月〜2月の間は、経済産業省のインターンシップでインドのIT企業で働きました。「インドは準公用語の英語が通じる」と思っていましたが、私の住んでいた場所はローカルな地域だったため、英語は通じませんでした。そこで、日本から持ってきた本を使って、ヒンディー語で積極的に話しかけることにしました。結果、最初は抵抗があったインド人とも仲良くなることが出来ました。英語は世界でもAPUでも共通語ですが、現地語こそがお互いの距離を縮めることが出来ると実感しました。APUでも、タイ語と韓国語を身につけ、その国出身の友人に話しかけると、一気に距離が近づいた経験があります。この体験がもとで、インドでも現地語での会話に挑戦しようという気持ちを持てたのだと思います。インターンシップを通して、インドのビジネス環境や会社設立、税制、労務なども勉強でき、有意義な経験になりましたし、APUで培った国籍・文化・価値観の異なる相手との信頼関係の構築は、初めてのインドでも大きく活かされました。

仕事と大学院の両立
現在、海外用ポケットWiFi「イモトのWiFi」で知られるエクスコムグローバル株式会社で勤務し、海外出張するお客様へ通信環境の提供、通信費のコスト削減の提案、代理店のお客様への顧客満足度向上の企画立案・運営のサポートを行なっています。
また、仕事をしながら社会人向けの大学院、「事業構想大学院大学」にも週4日通っています。この大学院では、MBAではなくMPD(Master of Project Design)という、新規事業開発、地域活性化に特化した世界的にも珍しい修士取得に向けて日々研究しています。この大学院での研究を通して、第二の故郷「別府」での地方創生を掲げています。別府には世界に誇る温泉をはじめ、様々な観光資源がある一方、インバウンド対策、高齢化、空き家問題などの社会問題も抱えているので、そのような問題解決の事業を起こしたいと考えています。
「仕事をしながら大学院に通うことなんて大変じゃないですか」と多くの人からいわれますが、私は「時間がないと考えるのではなく、時間は作るもの」だと考えています。限られた時間だからこそ、その時間を大切にし、少ない時間で最大限の成果を上げようと、仕事と大学院の両立を目指しています。そして何より、社会人になってからの勉強というのは、大学生の時とは違い、社会経験を積んだからこその学びが多く、毎日楽しく、刺激的な日々を送っています。