日本航空の客室乗務員として働いている馬場さん。APUでの思い出や、経験を伺いました!
【現在はどのようなお仕事をされていますか?】
現在は日本航空の客室乗務員として働いています。国内線・国際線において、お客さまの安全を守る保安要員であるとともに、機内で快適にお過ごしいただくためのサービスを提供するサービス要員として日々乗務しています。
【現在のお仕事に就職することを決めた理由は何ですか?】
さまざまな国へ行ってみたいと思ったからです。APUで国籍の違う多くの人と交流する中で、そのような気持ちが芽生えるようになりました。
【APU時代にやっておいてよかったことを教えてください】
APUという国際色豊かな環境を生かし、自分とは異なる文化や考え方を持った国際学生と積極的に交流したことです。そのことを通して、自分の考えをしっかりと持つようになり、その上で、違う考え方があることは当たり前であり面白いことだと感じることができるようになりました。また、国際学生の「とりあえずやってみよう!」という行動力やチャレンジ精神にも刺激をもらいました。
【APU時代にうまくいかなかったことなどあれば教えてください】
自分の勉強不足で交換留学制度を利用できなかったことです。APU入学当初から、交換留学制度を利用して海外で勉強をしたいという漠然とした思いはありましたが、それに対して明確な行動計画を立てずに過ごしていたため、募集要件に満たず行くことができませんでした。
【交換留学制度を利用できなかった代替として行ったことはありますか?】
在学中に交換留学制度を利用できなかったため、卒業後にアメリカのディズニーワールドのインターンシップに参加しました。交換留学に行けなかった時に学んだ「目標に対して具体的な行動計画を立てる」という教訓をもとに、すぐに海外での経験が積める方法を調べました。友人がディズニーワールドのインターンシップを紹介してくれたことをきっかけに、国際学生に英語面接の練習に付き合ってもらったり、レジュメを見てもらったりと事前準備を入念に行ったことで、参加することができました。
【APU時代に経験、学んだことで今につながっていることがあれば教えてください】
他の人が自分と違うのは当たり前で、違うからこそ面白いと思えることです。社会人になると、国籍だけではなく世代や立場の違う人と関わる機会も増えましたが、そのような中でも自分の意見を持ち、どんな方に接しても楽しいと思えるのは、APUの多様性溢れる環境で過ごしたからこそだと思っています。また、大学生活に比べると、社会人になってからの生活は毎日が同じようで単調に感じてしまうこともありますが、今でもAPU時代の仲間に刺激をもらい「何でもやりたいことはやってみる」という気持ちで行動し、毎日を自分らしく楽しく過ごすことができています。
【APU時代に楽しかったことをお聞かせください】
日本人と国際学生の友人みんなで集まり、よく遊んだことが良い思い出です。国際学生は何人かでシェアハウスに住んでいる人も多かったので、そこへ遊びに行って母国の料理を振る舞ってもらうこともありました。休暇には、国際学生の母国を訪問し案内してもらったり、私の地元である長崎を案内したり、一緒に国内旅行をしたりと、本当に楽しかったです。

【これからのVisionを教えて下さい】
やりたいと少しでも思ったことにはどんどんチャレンジして自分の可能性を広げていきたいと思っています。現在の仕事では、フライトだけではなく地上勤務など経験したことのない業務にも携わりたいと思っています。他には、作りたいアプリがあるのでプログラミングの勉強をしています。最近では、友人に声をかけてもらった翻訳にも挑戦してみようと思っています。
【それはどんなアプリですか?】
客室乗務員は国際線のフライトでさまざまな国に行っています。毎回、行先の気温、天気、時差を事前に調べるのですが、時間がかかることもあり、アプリで一括管理できるようになれば便利だと思いました。アプリ内に自分のスケジュールを入れておくと自動的に、「次は気温◯度のバンコクにフライトなので、◯◯(洋服など)が必要です。」というように、ポップアップして知らせてくれる機能があれば、効率よく事前準備ができると思い、作ってみようと思いました。
【「いろんなことに挑戦すること」を大切にしていることが話の内容から伝わってきますが、きっかけはありますか?】
現状を維持しているだけでは成長できないと感じるので、いろいろなことに挑戦したくなるのだと思います。そして、チャレンジ精神が旺盛な出身の友人が多いことも、私の刺激になっているのだと思います。今もAPU時代の友人に会う機会が多いのですが、会うたびに彼らが新しい何かに挑戦していることを知ると、自分ももっと頑張ろうという気持ちになります。
【周りの方からの刺激が多い中で、人と関わる上で大切にしていることはありますか?】
仕事でもプライベートでも人と関わるときはいつも、その人の長所を見つけるようにしています。人それぞれに性格や考え方に違いがあるので、最初は戸惑いを感じることもありますが、違いがあるからこそ面白いと思い、その人の長所や、自分にはなかったり足りなかったりする部分を積極的に見つけて学ぶようにしています。
【最後に在校生へのメッセージをお願いします。】
卒業して8年ほど経ちましたが、今でも遊びに行くほどAPUは私の人生においてかけがえのない場所です。私だけではなく、APUの卒業生は本当にAPUのことが大好きなのだということを、しみじみ感じています。APUはそんな素敵な場所です。ぜひ皆さんも、今しかないAPUでの生活を謳歌し、一生の仲間と出逢い、たくさんのチャレンジをしてみてください。応援しています!