STUDENT

浅野 澪里さん

学部・学年: アジア太平洋学部  1回生

所属団体・サークルまたは活動: 

・GASS

・SEED ACCELERATOR PROGRAM 2020 一次審査通過

・VND program(以前のSNEDのオンラインver)

・交換留学


【要約】

様々な活動に取り組み、自らの幅を広げ続けている浅野さん。

人とのつながりやその中で生まれる笑顔を大切にされています。多くの活動とそのエネルギー源をお聞きしました。


【APUに入学した理由は何ですか?】

国際性に加えて、先輩に話を聞いても絶対に同じ経験を持つ先輩がいないことに驚き、魅力を感じました。他の大学では、同じような学びをしている人が多い印象でしたが、APUの先輩方はそれぞれが、ユニークな面白い経験をされていて憧れを持ちました。私は高校で自由に色々なことに挑戦し、活動をしていたので、大学でも様々な経験がしたいと思い、APUへの入学を決めました。

【高校時代にはどのような活動をされていましたか?】

高校では、3回、シンガポールに2週間滞在しました。北海道の化粧品やラベンダーを使った枕などを現地のTAKASHIMAYAで販売させていただきました。その他にも、高校卒業前にAPU入学が決まっていたので、ハワイに1カ月インターンシップに行ったり、北海道のニセコで海外の人がたくさん来られる環境で働かせていただいたりしました。ハワイでは、日本の昔の階段タンスなどを紹介する仕事をしました。古いタンスには一つ一つに意味が込められているので、それを説明しながら現地の人に販売していました。北海道では、高級日本料理の提供を海外の方に向けてさせていただきました。

【これらの経験からどのような気づきや学びがありましたか?】

特に発見が大きかったのは、ハワイと北海道でのインターンシップです。実はハワイには2カ月いる予定だったのですが、少し期間を短縮して戻ってきたんです。伺っていた内容と実際の業務が異なったためでした。事前の準備や体験したことのある方からの情報収集がとても大切だと気づくことができた良い経験です。北海道では、海外の方ばかりが訪れる環境で、英語でしかチェックインできないくらいだったので、日本にはそんな環境があるんだと驚きました。しかし、シンガポールで海外の方とたくさんお話をした経験から、コミュニケーション能力が身についていており、そこではあまり困ることがありませんでした。そのため、経験はやはり大切だなとしみじみと感じました。

【これらの経験が今の活動につながったりしていますか?】

過去の経験は今の活動にそこまでつながってはいないと思います。がむしゃらに自分の周りにあるチャンスに挑戦してきたという感じです。以前まで、CAになることが目標だったので、そのために英語力を上げたいと頑張ったりしていました。しかし、今はやりたいことは明確に言葉にできません。それでも自分の中で大きな気づきがありました。私の周りの環境の影響もあり、誰かの下で動くことへの違和感があるということです。自分が誰かの下で何がしたいのかを考えでも、はっきりイメージできないので、今は目標が何もないからこそ、色々なことに挑戦したいと思っています。

現在の活動としては、GASSとSEED ACCELERATOR PROGRAMという団体やプログラムに参加をしています。GASSはAPUに入学しようと思ったきっかけでもあったので、私が経験して嬉しかったことを次の世代の高校生に向けて還元できるようになりたいなと思い、頑張っています。SEED ACCELERATOR PROGRAM 2020は、大分県が主催している海外の人のための起業サポートを目的としたプログラムです。 投資家の方の前で、私たち学生が考えたビジネスの発表を行い、共感してもらえることができたら支援がいただける可能性があるという内容です。海外の人が日本で起業するには莫大な資本金がかかりますが、このプログラムを通してそのハードルを下げることが可能です。私はフードロスを減らすことを目的としたビジネスを国際学生と共に考え、1次審査を通過しました。現在は、投資家の方々の前で発表をする2次審査の準備、仕上げに励んでいます。

【起業を考えるうえで難しいことはありますか?】

フードロスというテーマでビジネスを行う難しさは、偽善者になってしまう可能性があることです。ただ支援で終わらせることができてしまうので、ビジネスにするということが想像以上に難しいので、情報収集に手こずっています。

【これからの活動の計画はありますか?】

これから、電力系の世界初の事業に挑戦している大分の企業で働かせていただこうと考えています。APUの近くの山の土地の所有者と観光開発者をつなげる役割をする業務を任せていただいています。これを進めていく中では、具体的にどんな観光事業で土地を発展させていくのか、別府の街との差別化などを考えていこうと思います。また、SENDなどのAPU内のプログラムにも挑戦していきたいです。

【様々な活動に挑戦されていますが浅野さんの原動力は何ですか?】

何もやりたいことが決まっていないからこそ、自分が止まったままのように感じていて、動かなければ何も見つかるわけがないし、自分からなにか探しに行かなければならないなという思いがあります。また、周りの方から声をかけていただけることが多いので、自分にあるチャンスにはすべて挑戦したいなと思っています。忙しくするのが好きなので、自分からもチャンスをつかみに行きたいなとも思います。

【人からチャンスをいただくことが多いということでしたが、人とつながるうえで大切にしていることはありますか?】

人の笑顔を見ることが好きなんです。ただみんなが笑っている姿が見たいので、自分の時間を割いてでも人のために何かできないかなと考えます。それを自分にしてもらった際にはもっとちゃんと返したいとも思っています

兄弟はいるんですが、1人で育ってきたというか、中学から周りとは違う環境を自分で選んできたので、その中でコミュニケーション能力を磨くことができたのかなとは思います。

親友もいますが、みんなと仲良く、みんなが友達という感覚が強いです。何か嫌なことや嫌いなところがあっても、人に対して態度や考えを分けることができないです。みんなが大切すぎて、逆に親友とか決めることができないです。

【人の笑顔が見たいという素敵な思いのもと、これから挑戦していきたいことはありますか?】

今、任せていただいている大分の観光開発事業に関しては、どんな人を対象にどのように楽しむことができるのかというビジネス的要素が含まれているので、お客様や関係者の皆様を笑顔にできるように勉強していきたいと思います。

【どのような卒業生に話を聞いてみたいですか?】

一番話を聞いてみたいのは、ビジネスを成功させた方です。1から自分で事業を考え、立ち上げた方に、何をしたのか細かく進める上での段階を伺ってみたいです。距離が近い若い起業家の方やビジネスを成功させた方の体験を聞いてみたいです。

【卒業生に向けて聞いてみたいこと、メッセージをお願いします。】

APUで学んだことや経験が社会の中で活きたり、実践できたりしたことがあれば教えていただきたいです。また、大学生活の中で何かやり残したことや、後悔したことがあれば聞いてみたいです。

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