
2012 年卒(APS)
力丸晃也さん
職業:立命館学園 APU アドミッションズオフィス職員
在学時:RA、TA、近藤ゼミ、カフェテリアアルバイト
“APU 生と最も関わりが深い”社会人ともいえるオフィス職員の力丸さん。
最初の配属は立命館大学の文学部事務室、一昨年までキャリアオフィス、現在はアドミッションズオフィスで働かれています。APU で学んだことが今のキャリアに直結しているという力丸さん。これまでの経緯、どんな職場環境で、学生とどう向き合っているのか、オフィス職員の内実を探っていきます。
1.今はどんなお仕事をされていますか?
現在はアドミッションズオフィスで主に入試広報をしています。九州全体、附属校、その他様々な高校に訪問をしてAPUの説明会をしています。キャンパスでの仕事はオープンキャンパスやGASSのサポート、高校生を受け入れの企画・運営等をしています
2.どのような経緯で今のお仕事に就かれましたか?
RA、TAをしていたので職員と接する機会が多くありました。そういう仕事もあるんだなと徐々に惹かれつつ、APUで働くのもおもしろいんじゃないかと思ったのがきっかけです。
ゼミでは大学の国際化、留学生政策を勉強していたこともあり、そのようなことに関われる仕事が大学職員だと思っていました。もちろんAPUで働きたいということもあったのですが、色々と調べているうちに、教育業界でも先駆的な取り組みをしている立命館という学園自体が面白いと感じました。現在APUのみの新卒採用はないので、立命館学園を志望しました。現在はAPUに配属されAPU職員として働いています。
3.ゼミではどんなことを学んでいたのですか?
ゼミのテーマは、大学の国際化、留学生政策、APUの環境をどうすればより良いものにできるかというものでした。留学生は世界全体で動いています。その数字や国ごとの政策、どのようなことに注力するかの違い、どこの国の人を受け入れているかなどを比較しました。
RAをしていたので寮政策についての研究にも興味を持ちました。APU、早稲田、ICU、AIUの4つの大学の寮の比較をし、そこからどういう寮が留学生を受け入れるのに必要かなどを研究しました。

オフィス職員と聞くと真面目で堅いイメージがありますが、力丸さんはAPUで様々なことにチャレンジし活発な学生時代を送っていました。チャレンジし尽くした力丸さん、そんな力丸さんが、やり残して後悔したこととは?
1.APUでやっておいて良かったことはなんですか?
国際生との積極的な交流、RA、TA、青春18切符で九州から北海道まで行ったこと、ゼミで海外(香港・台湾・シンガポール・マレーシア)の大学調査に行ったこと、中国・インドネシア・バングラデシュなどの国際生の友人の実家に遊びに行ったこと、東南アジアでバックパッカー、などです。APUの環境を活用しつつ、自由な大学生である期間にしかできない面白い経験ができたのは良いことだったと思います。
2.APUで失敗した経験、やってなくて後悔したことはありますか?
APUで失敗したことは、“APU生あるある”だと思うのですが、たくさんのことにチャレンジしすぎたことです。いろんな団体に入るなどたくさんの活動をし過ぎて、いっぱいいっぱいになったことがあります。でもいろんなことに挑戦して、自分の限界を知ることも良いことかもしれません。
やってなくて後悔したことは、もっと勉強をしておけばよかったということです。特に、APMの科目を取っておけば良かったと思います。私はAPSだったのですが、APMの授業を取れるのに履修せず、社会人になってから後悔しました。APMの授業は社会に出てから役に立つことが多いと思うので、APSの人も履修することをお勧めします。APMの人は逆にAPSの科目を取っておいたら幅広い視野を持つことができ、将来役に立つこともあるかと思います。
他にもAPU内の活動はたくさんしてたのですが、APU以外の団体の活動や別府市内での交流などをしておけば良かったなと思います。APUにこもるだけだと、自分が実社会の中でどういう存在なのかがなかなか見えません。外に出れば、APUにいる人よりももっと凄い人、面白い人がいることに気づけ、視野も広がり色んな経験も増えていたかなと思います。
また、日本の各都道府県に行ってそれぞれの魅力を知ること、またアジア以外の国にも学生時代に行ってみれば良かったと思っています。海外に行く時には日本の良さを知っておいたほうがいいし、海外に長期で行くのは社会人になると難しいです。私が学生の時はLCCがあまりなく飛行機代が高価でしたが、今は国内でも海外でもLCCをたくさん活用できると思います。今の学生は色んな面で便利で恵まれていると思いますので、そういうものを利用してどんどん国内外問わず外の世界に出て行ってみてください。

↑画像は、力丸さんが最近たべたものでとても美味しかったお肉の写真だそうです。「これからもしっかり働いて、健康な身体で生活をして、このお肉のように世界中の美味しいものをこれからも食べれるように!」という力丸さんの将来への願いが込められています!!
これからのビジョンと、オフィス職員としての学生との向き合い方を教えていただきました。APU で育ち、APU で働いている力丸さんだからこそわかる、APU の魅力と、APU 生に必要な学びの姿勢とは?
1. これからのビジョンを教えてください
まずは APU の学生がもっとイキイキと主体的に動けるような環境作りと、APU がより魅 力のある大学になるように職員として働いていきたいと思います。立命館学園は海外事務所もあるので、機会があれば海外事務所勤務も挑戦してみたいです。
2. 在校生へのメッセージをお願いします
私も後悔したくないと思いつつ色々と後悔している部分はあります。学生のうちにやり たいと思ったことは、多少無理してでも学生のうちにできるだけやっておいたほうがいいと思います。APU の環境って今いると当たり前に感じて分からないかもしれないのですが、 本当に特殊で面白い環境です。
また、みなさんの身近にいる教職員もどうしても堅いイメージがあるかもしれませんが、普通に喋ってみると APU の教職員はみなさんが憧れる企業や団体で働いていた人、様々な 面白い経験をしてきた人が多いので、怖がらずに(笑)気軽に接してみても良いと思いま す。
あとは国内・国際問わず友達をたくさん作っておいてください。APU を卒業するとみんな日本中、世界中に散らばります。社会人になると APU で築いた繋がりから、新しい繋がり、新しい取り組み、新しい共同ビジネスなどもできるチャンスがあります。現在所属しているサークルだけでなく、多種多様な他の団体とも交流して友人を作り、視野を広げてみてください。それが、将来かけがえのない財産になる日が来ると思います。私も日々世 界中で活躍している友人から刺激を受けて活力をもらっています。
最後に、APU がとても良い環境であると言いましたが、山の上にばかりこもらず、自分 でインターンシップに行ってみたり、自分で海外へ行ってみたり、長期休みが年に2ヶ月・2回あり気力・体力もたくさんある大学生のうちにいろんなことに挑戦してください。そして外で学んだことをまた APU で活用し、多文化環境の中で多種多様な人と切磋琢磨して、日本・世界をより良いものに変える人に成長してくれたらと思います。