ALUMNI

建機メーカー 石川さん

2012年卒(APM)

千葉県出身 石川大雄さん

職業:建機メーカー 海外推進部署勤務

在学時:エイサー(1回生時),RA,交換留学

 現在、建機メーカーの海外推進部署に勤務している石川さん。1,2カ月に1回の頻度で海外に行き、世界に自社の製品を販売しています。実は、現在お勤めの建機メーカーには転職を経て、入社したそう。転職の背景にはどんな理由があり、今どんなお仕事をされているのでしょうか?石川さんインタビュー第1弾です!

1.今はどんなお仕事をされていますか?

 今は、建機メーカーで建設機械を海外に売る仕事をしています。僕は中東と韓国を担当しています。ノックしてこんにちは、といったような営業ではなく、現地に自社の製品を売ってくれる代理店があり、その代理店とコミュニケーションをとることで販売を拡大する代理店営業をしています。

2.海外にはよく行かれるのですか?

 中東に行ったり、韓国に行ったりしているので、1,2か月に1回くらいの頻度で海外には行っています。代理店とは、競合他社の売り方や価格、その国の景気動向について話したり、その国のマーケット状況に合わせて一緒に販売に関する企画を練ったりしています。また、日本では自分の担当する地域からのオーダー受注などをしています。

3.どのような経緯で現在の会社に就職しましたか?

 もともと、千葉県出身なんですが、実家が大分にあります。というのも、僕がAPUにいる間、両親が別府に遊びにきて、気に入ってそのまま移住したんです。APU卒業後、最初は、愛知県で自動車部品メーカーの生産管理をしていました。九州に住んでかつより自分の能力を活かせる仕事をしたいと思っていた時、現在勤めている会社が建設機器の海外営業をちょうど募集していました。応募したところ、幸いにも入社することができました。

 APU在学時、RAやアメリカのカンザス州への交換留学など、APUの多文化環境を存分に体験した石川さん。そんな石川さんがAPUで学び、今でも大切にしていることとは?

4.APU在学時に経験したことで今につながっていることはありますか?

 交換留学で行ったアメリカでの政治の授業が印象的でした。アメリカってあまりリサイクルがされていなくて、日本人の感覚だとリサイクルって当たり前じゃないですか。何でアメリカ人はリサイクルしないのか教授に聞いてみました。すると、教授がペットボトルをもって、「今から僕はこれを捨てる。止めてみろ。」って言われたんです。僕は「環境に悪いでしょ。」って正論を言いました。そうしたら、ペットボトルを捨てられました。その時に教授が「君は相手の立場にたってない。アメリカは国土も広大だし、日本みたいに狭くないから場所にも困ってない。だからもっと違うアプローチで相手に訴えかけないとアメリカ人は動かないよ。」って。今、僕は日本と価値観の違う中東や韓国で仕事をしているので、その授業で学んだ「相手の立場に立って考える」というのはいつも大事にしています。

5.APUのキャンパス内で経験し、今につながっていることはありますか?

 英語という面では、授業が役立っています。あとはAPハウスに住めたことが何よりよかったです。留学生の友達もたくさんできて、当然言語も伸びました。また、様々な国出身のRAがいる中で、どういう風にして折り合いをつけるかというのも学ぶことができました。APハウスに住んでいたことで世界中に友達ができたので、今は旅行など、渡航先で大学時代の友人に会うこともあります。仕事の面でも、中国語から日本語への翻訳が必要になったときAPU時代の友人に頼んだことがあります。

APU生活でやり残したことはないと言い切る石川さんの驚くべき卒業旅行の行き先とは?APUを満喫した石川さんからのメッセージも必見!!

6.APU時代にやってよかったことは何ですか?

 APハウスに住んだことと、留学に行ったことです。あと、南極に行ったこと。

卒業するギリギリにある人に出会いました。その人が南極に行ったことがあると聞いて、南極っていけるところなんだとわかり、急遽、卒業旅行の行き先を南極にしました。日本からアメリカ、アメリカからアルゼンチンのブエノスアイレスまで行きました。そこで1泊し、その後、ブエノスアイレスからアルゼンチンの最南端まで行き、そこから船で南極まで行きました。アルゼンチンの最南端から南極大陸の間にドレーク海峡という波が荒れる場所があって、船での移動はすごく大変でした。でも、南極大陸が見えたとき本当に感動しました。

7.南極にはどれくらい滞在しましたか?

 5日くらいです。南極大陸の色々な地点に上陸しました。南極には人間が手を加えていない地球の原始的な部分が残っていました。クジラも潮を吹いたり、飛んだりしていて、最初はものすごく感動しました。でも、日が経つにつれて慣れてしまいましたね。(笑)それから、Facebookに写真をあげたら、それをみた後輩が感化されて、南極に行きました。その後、南極に行ったAPU生がいるかわからないので、ぜひ、皆さんにも南極に行ってほしいな。(笑)

8.最後に、在校生へのメッセージをお願いします!

 APUは好奇心をなんでも満たしてくれる場所。この国について知りたいと思ったら、その国出身の人がいるし、これがしたいと思ったら、いろいろなプログラムがある。まあ、南極に行くプログラムはなかったけど。でも、APUなら南極に行くまでの道のりは誰かが教えてくれる。何でもできる。だから、しがらみのない学生のうちにたくさんの人と出会い、好奇心をもって色々なことに挑戦したらいいのかなと思います。

「最後に、学生から社会人になったらいろいろあるかと思いますが、APUにいたときに抱いた夢や希望を忘れないでください!」

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