氏名: 三浦宗民(ジョンミン) 学部、学年: アジア太平洋学部2回生 所属団体・サークルまたは活動:ものがたり喫茶、ALRCS(academic learning resource core staff)、アカデミックキャンプ2019受講生、2020リーダー
氏名: 丸山野天喜 学年: アジア太平洋学部2回生 所属団体・サークルまたは活動:ものがたり喫茶、GASS、WANTTO、(2019インドネシアウィーク)

ものがたり喫茶
【要約】
APS2回生の三浦さんと丸山野さん。 コーヒーを手段として心温まる居場所、人と人とがつながる場所を作り出しておられます。 現在はビジネスコンテストに挑戦中です。
コーヒーの持つ魅力とは??
【喫茶を始めたきっかけは何ですか?】
(三浦さん)始めたきっかけは、単純にコーヒーが好きという想いです。コーヒーの豆や淹れ方を習っていて、それを披露する場所があればいいなと考えていました。高校時代には、知り合いのお店の一角をお借りして、毎週土曜日だけ営業をさせてもらいました。活動を行う中で、社会問題について何か自分にできることがあれば挑戦したいと思いが生まれました。
【具体的にはどのようなことを実践されてきましたか?】
(三浦さん)子ども食堂でコーヒーを入れたり、出張カフェに出向いたりしました。その際、移動しながらコーヒーを提供するという発想が生まれ、東南アジアを旅行した際には、クラウドファンディングを利用して、旅先で出会った方にコーヒーを入れるというプロジェクトを立ち上げました。このように形が確立された活動ではなく、様々な形で続いてきました。
【APUに入ってからは、どのような活動をされてきましたか?】
(三浦さん)APUで過ごす中で、特にAPハウスに周りと比較し焦る学生が多いと感じました。APハウスは可能性があふれていますが、学校とハウスの往復だけの生活では社会が狭いということに着目をしました。居場所づくりをしたいと考え、自分の部屋の前でカフェを始め出会いの場を作りました。出口学長にも来ていただいたり、サポートしてくれている丸山野と出会ったりできました。去年の10月から4か月ほどは期間限定で、別府のカフェの一角をお借りして、間借り喫茶をさせていただきました。その際、丸山野がサポートするのが上手なので一緒に働きたいと思い、活動に誘いました。これまでお店や出店など様々なことに一緒に挑戦してきています。

【ものがたり喫茶はどのような場所ですか?】
(丸山野さん)去年、間借り喫茶をさせていただいた際に、その場所が周りの人にとって居場所になっているなということを強く感じました。そこに行けば誰かがいるし、誰かと話せる、三浦店長と話ができるということから、誰かの心が温まる空間になっていると感じました。お客様はAPUの方が多かったのですが、最後になるにつれて少しずつ大人の方が増えていく印象があり、ものがたり喫茶という場を通して生まれる出会いに素敵だなと感じました。
【コーヒーにはどのような魅力がありますか?】
(丸山野さん)私はもともと、コーヒーが苦手だったんです。でも、大人数で出掛けた際に三浦が入れてくれたブラックコーヒーを苦いと思いながら飲んだら、とてもおいしいと思えたんです。そこにいた人たちがすごくあったまったというか、ふわーっと幸せな感じがあふれた気がしました。そこから、コーヒーが飲めるかもと思い始め、一杯のコーヒーでも場を温められる、笑顔が生まれる空間をつくることができることってすごいなと思い、コーヒーってこんなに魅力的なんだと思いました。
(三浦さん)高校時代、北海道のゲストハウスで、住み込みで働きながら学校に通っていました。ゲストハウスなので海外の方も多く利用され、コーヒーの需要もあったので、ゲストハウスの一階にコーヒー屋さんがあったんです。こだわった豆の、一杯一杯丁寧に入れてくれたコーヒーを飲んだ時に、全然苦くない、むしろワインみたいにフルーティーでその飲み物事態に魅力を感じました。もう一つ言うと、コーヒーって抽象的だと思うんです。すごく奥深いと思っていて、それを好きな人もとても奥深いなと感じました。類は友を呼ぶじゃないですけど、コーヒーを好きになるまでのその人の人生のバックグラウンド、好きになる経験があったわけだから、コーヒーを好きになる人は奥深い人が多いなと思い、そんな人と出会いたい、自分もそうでありたいと思い好きになりました。

【今、挑戦されていることは何ですか?】
(三浦さん)学校法人立命館とSONYのスタートアップ事業支援プログラムであるSSAPが行っている「総長ピッチ」というビジネスコンテストに挑戦しています。コロナ禍の状況で、僕と丸山野ともう一人の友人で、コーヒーと手紙を送るというプロジェクトを行いました。そのプロジェクトを終えた際、自分たちがやっていることはコミュニケーションなどの感性をベースとした抽象的なものだと思いました。それをより具体化することで、いろんな方にインパクトを与えることができるのではないかと考え、ビジネスコンテストで一度客観的に評価してもらおうと思い、挑戦しています。
【これからのビジョンを教えてください】
(三浦さん)僕や丸山野の中でコーヒーは人とつながるツール、モノや出来事とつながるための手段です。僕の場合、自分を表現する手段なので、カフェをやりたいと言うよりは、その場に合った形で進んでいきたいと考えています。現在はホームページを利用してオンラインでやり取りしています。オンラインの豆のショップができたらいいなと考えています。
【どんな卒業生の方とつながりたいですか?】
(丸山野さん)総長ピッチに出場するにあったって、ビジネス面の知識、経験を学びたいと考えています。ビジネス面でプロジェクトの進め方やアドバイスをくださる方とつながりたいです。
(三浦さん)自分たちが今、場所をもって人々の中で居心地の良いところを作りたい、人々の繋がる場所を作りたいという想いはまちづくりに関わるのではないのかと考えています。街づくり、都市開発に携わっておられる方とつながりたいです。なによりコーヒーが大好きなので、コーヒーで事業をされている方、バリスタの方ともお話してみたいです。将来はコーヒーで食っていきたいと考えています。
ものがたり喫茶のホームページ https://rhwhdals2.wixsite.com/jonglovecoffee